何の前触れもなく斜頸に
2023年うさぎ年の11月初旬、
何の前触れもなくポンちゃんが突然斜頸になりました
首が90度カクンと曲がったままで、
頭をうまく持ち上げられず、最初の1週間はご飯も水もほんのわずか
3週間の間、駆虫剤と食欲増進剤を1日1回飲ませました
思ったように身体が動かせないので
餌をうまく食べられず
よろけてフードや水のお皿をひっくり返してしまいます
おなかの調子も悪く、軟便の上でこけてしまうので、
脇腹やお尻や足の裏も糞で汚れて不衛生に
濡れタオルで身体を拭いてあげる状態が1ヶ月程続きました
足腰が弱って、グルーミングが出来ず
とても年を越せるとは思えませんでした(2024.9現在元気に)
フードとお水のお皿を低いトレーに変え
大好きなニンジンの葉が少しずつ手に入ったので、
週に2回程食べさせることが出来ました
それから2ヶ月
気づくと首の傾きが緩やかになり、
足腰は弱々しく、よく転ぶのですが
グルーミングも少しずつできるようになり
回復したと思える程まで元気になりました
この経験から、グルーミングの大切さを知ることができました
グルーミングは毛を舐めているだけだと思っていたのですが、
思い返すと、歯を使って毛の固まりをほぐして、
舐めながら整えていたんですね
1日に多くの時間を使って全身の毛の手入れをしていたのは
生きるために必要な行為だったのです
しかし、自分で出来なくなると
飼い主はせいぜい1日1回、ブラシをかけて
濡れタオルで身体を拭くくらい
どこまでしてあげられるだろうかと考える日々でした
今では、何かに寄りかかる事を覚えて、
少しずつ自分でグルーミングができるように
相変わらず、首が重たそうに下向きになっていますが
最初のようにカクンとは曲がっていません
体調の波はあるようですが
しっかり食べて、お天気の日は大好きな庭に出て
病気が治ったのか、病気に慣れたのかわからない状態ではあるけれど
ご飯が食べられて、お庭に出ることができて
ポンちゃん、ほんとに良かった
ポンちゃん、ほんとに強いです
斜頸になった時の対応策
- フードと水のお皿は、手が入ってもひっくり返らないように低く安定したものに変える
- 野菜や果物は食べやすいように1口サイズに切ってみる
- 軟便にならないよう牧草で腸のバランスを整える
- 腰やお尻周りのグルーミングができなくなるので、ブラシで抜け毛をとってあげる
- 毛が塊になったら、ほぐしながら少しずつとってあげる
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