
うさぎを飼いたいけど、うちはマンション。音や匂いが心配だなぁ。

うちのポンちゃんは、庭からマンションへ引っ越したの。抜け毛には困ったけど、お風呂でブラッシングするようにしたら、お手入れが楽になったのよ!
- マンションでうさぎを飼えるかどうかの不安
- 足ダンの音が下の階に響く心配
- 部屋に舞う抜け毛の悩み
- おしっこの匂いへの不安
- 引っ越しに伴う、うさぎのストレス
マンションでも、いくつかのポイントをおさえれば、うさぎと心地よく暮らすことができます。
ポンちゃんは年をとってから庭を離れ、マンションのケージで暮らすようになりましたが、7か月ほどですっかり慣れてくれました。
この記事では、ポンちゃんと10年一緒に暮らした経験をもとに、引っ越しのときの様子、マンションで飼う注意点、お風呂でする抜け毛のブラッシング、マンションでの過ごし方を紹介します。
うさぎとマンションへ引っ越し

ポンちゃんは、年をとってから、庭のある一軒家を離れてマンションへ引っ越しました。
年をとり体力が衰えてからは、それまで寄りつかなかった猫が、庭に入ってくるようになってきていたので、ポンちゃんを守るためにはちょうどよいタイミングになりました。
ここでは、ポンちゃんと引っ越しした体験と、ケージの暮らしに慣れるまでの様子をお話しします。
引っ越しでうさぎにかかるストレス
うさぎにとって、引っ越しは体にも心にも大きなストレスになります。
うさぎは警戒心が強く、移動や環境の変化に敏感な動物だからです。
ポンちゃんの場合は、広い庭から狭いケージへと暮らしが大きく変わったので、元気をなくしてしまうのではないかと心配しました。
- 餌を食べているか
- うんちがいつもどおり出ているか
- じっと動かない時間が長くないか
ケージの中の物の置き方をできるだけ変えないようにすると、うさぎが落ち着きやすいといわれています。
食欲やうんちの様子がいつもと違うときは、早めに動物病院に相談してください。
7か月で慣れたケージの暮らし
心配をよそに、ポンちゃんは7か月ほどで、すっかりケージの暮らしに慣れてくれました。
体は衰えていましたが、食欲はしっかりあったのです。
年をとってからは足ダンはほとんどしなくなり、毛づくろいもあまりできなくなっていましたが、ケージの中でくつろぐ姿を見せてくれるようになりました。
- しっかりある食欲
- ほとんどしなくなった足ダン
- ケージの中でくつろぐ姿

ケージの中でくつろぐ様子を見ていると、こちらまで癒やされたものです。マンションでは、庭飼いのときに食べなかった牧草を徐々に食べてくれるようになりました。
マンションでうさぎを飼う注意点

マンションでうさぎを飼うときは、ご近所への配慮と、室内の環境づくりが欠かせません。
うさぎは鳴かないので集合住宅でも飼いやすい動物ですが、足ダンの音やおしっこの匂い、夏の暑さなど、気をつけたいことがいくつかあります。
ここでは、飼う前の確認から、音、匂い、暑さまで、マンションで飼うときの4つの注意点を順番に紹介します。
ペット可の確認と管理規約
まずは、うさぎを飼ってよい物件かどうかを必ず確認してください。
「ペット可」と書かれていても、飼える動物の種類や数が決められていることがあるからです。
| 確認するところ | ポイント |
|---|---|
| 管理規約・契約書 | うさぎなどの小動物を飼ってよいか |
| 届け出 | 管理会社や大家さんへの申請が必要か |
| 退去のとき | 傷や匂いの修理費用をだれが負担するか |
分からないときは、自分で判断せず、管理会社や大家さんに聞いてから迎えましょう。
規約を守ることが、うさぎと安心して暮らすための第一歩です。
足ダンとケージの音
マンションでいちばん気をつけたいことは、後ろ足で床を鳴らす足ダンです。
小さな体からは想像できないほど大きな音が出て、下の階に響くことがあるからです。
ポンちゃんの足ダンも、若いころはケージのすのこを割ってしまうほどの威力でした。
- ケージの下にマットやカーペットを敷く
- ケージを壁から少し離して置く
- 足ダンの原因になる不満や不安を減らす
ただ、マンションへ引っ越したころのポンちゃんは、年をとって足ダンをほとんどしなくなっていました。
足ダンの意味や減らし方は、【鳴かないけど話してた】うさぎの気持ちがわかる仕草と足ダンの意味でくわしく紹介しています。
おしっこの匂いと換気
匂いの対策は、トイレのこまめな掃除がいちばんです。
うさぎの体やコロコロのうんちはほとんど匂いませんが、おしっこには強めの匂いがあるからです。
窓を開ける時間が短くなりがちなマンションでは、匂いが部屋にこもりやすくなります。
- トイレ掃除はペットシーツを使う
- できれば朝と夜の1日2回交換
- 掃除のときに窓を開けて換気する
こまめな掃除と換気を続ければ、気にならない程度におさえられるでしょう。

まずはケージのサイズに合うペットシーツを探してみましょう!
夏の暑さとエアコン
マンションでも、夏はエアコンをつけたままにして、室温を保ってあげましょう。
うさぎは暑さと湿気に弱く、閉めきった部屋は思った以上に室温が上がるからです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 快適な室温 | 18〜24℃ |
| 快適な湿度 | 40〜60% |
| 夏のエアコン | 留守中や夜間もつけたままにする |
ケージは、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に置くと安心です。
暑さ対策は、【10年飼ってわかった】うさぎの飼い方でもくわしく紹介しています。
マンションのうさぎの抜け毛対策

マンションでうさぎを飼って、いちばん困ったのは換毛期の大量の抜け毛でした。
庭で暮らしていたころは気にならなかった毛が、部屋の中ではふわふわと舞い、服や床についてしまいます。
ここでは、抜け毛が増える時期と、ベランダでのブラッシングがうまくいかなかった理由を紹介し、次の章でお風呂を使った方法をくわしくお話しします。
春と秋の換毛期に増える抜け毛
うさぎの毛は、春と秋の換毛期にごっそりと抜けます。
うさぎは年に4回ほど毛が生え換わり、なかでも春と秋は、とくにたくさんの毛が抜けるからです。
年をとって自分でうまく毛づくろいができなくなったポンちゃんは、抜け毛が毛玉になって体に残りやすくなっていました。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 毛が生え換わる回数 | 年に4回ほど(約3か月に1度) |
| とくに多い時期 | 春と秋 |
| 続く期間 | 1〜2週間ほどが目安(ポンちゃんは春と秋に1か月ほど) |
抜け毛を飲み込みすぎると、おなかに毛がたまって具合が悪くなることもあるそうです。
うんちが出ない、餌を食べないといった様子があれば、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
ベランダで舞ってしまう毛
最初は、ベランダでブラッシングをしてみましたが、うまくいきませんでした。
外でブラシをかけても、軽い毛は風に乗ってふわふわと舞い上がってしまうからです。
マンションでは、舞った毛がよその部屋のベランダや洗濯物に飛んでしまうおそれもあります。
- 風に乗って舞ってしまう毛
- よその部屋に飛んでしまう心配
- どこでブラシをかけるかという悩み
どうしたものかと悩んでいたときに出会ったのが、次に紹介する方法です。
お風呂でブラッシング

我が家でたどり着いた方法は、お風呂(ユニットバス)で、うさぎの体に軽く水をスプレーしてからブラッシングすることです。
お風呂なら毛が部屋に舞わず、終わったあとはシャワーでお風呂を流すだけで片付けられるので、マンションでも気兼ねなく続けられました。
ここでは、用意するもの、ブラッシングの手順、後片付け、そして体を洗わないほうがよい理由を順番に紹介します。
用意するものは4つ
用意するものは、ブラシ、水を入れたスプレー、ゴミ袋、パンチングのヘアキャッチャーの4つです。
| 用意するもの | 使い方 |
|---|---|
| ブラシ | 抜け毛を取る。皮膚を傷つけないようにやさしく使う、百均のものでOK |
| 水を入れたスプレー | 毛が舞わないように、全身をさっと湿らせる |
| ゴミ袋(ポリ袋) | 抜いた毛を入れて捨てる |
| パンチングのヘアキャッチャー | お風呂に散らかった毛をシャワーで集める |

普段は週に1回、毛がたくさん抜ける換毛期は、毎日ブラッシングをしてあげるといいですよ。
出会ってよかったヘアキャッチャー
心から「出会えてよかった」と思えた道具が、パンチングのヘアキャッチャーです。
排水口に置いておくと、細かい穴のあいた金属の受け皿が、流した毛を受け止めてくれます。
我が家では、お風呂と洗面台に、大きさの違うものを2つ用意しました。
- お風呂の排水口に1つ
- 洗面台の排水口に1つ
- たまった毛はティッシュを当てて取る
集まった毛は、上からティッシュを当てるだけで、するっと取れます。
このヘアキャッチャーのおかげで、お風呂でブラッシングをした後、散らかった毛をシャワーで流して集める方法ができるようになりました。

パンチングのヘアキャッチャーはAmazonや百均などで安価に購入できますよ。
毛玉をほぐしてから水をスプレー
ブラシをかける前に、まず毛玉をほぐし、全身に軽く水をスプレーします。
固まった毛をそのままとかすと皮膚を引っぱってしまい、乾いたままだと抜けた毛が舞い上がってしまうからです。
- うさぎと一緒にお風呂(ユニットバス)へ移動する
- 指先で毛玉をほぐしながら、毛の束を少しずつ抜きとる
- 毛が舞わないように、全身にさっと水をスプレーする
- ブラシをやさしくかける
- 集めた毛をポリ袋に入れて捨てる
おしりのまわりなど、自分で毛づくろいができないところは、抜け毛が毛玉のように固まりやすいので、念入りに見てあげてください。
うさぎは皮膚がうすいので、ブラシは力を入れず、やさしくかけるのがコツです。
体を濡らしすぎないよう、スプレーは軽くかけるようにしましょう。
シャワーで流す後片付け
後片付けは、うさぎをケージに戻してから、シャワーでお風呂を流すだけです。
お風呂の床やブラシについた毛は水で流れ、排水口のヘアキャッチャーにまとまって集まります。
- うさぎをケージに戻す
- シャワーでお風呂の床とブラシの毛を流す
- ヘアキャッチャーに集まった毛を、ティッシュを当てて取る
- 取った毛をゴミ袋に捨てる
毛が部屋の中に舞わないので、マンションでも安心してブラッシングができるでしょう。
ぜひ一度、試してみてください。
体を洗わないほうがよい理由
汚れが気になっても、うさぎの体を丸ごと洗うのはおすすめしません。
うさぎは体を濡らされることが大きなストレスになり、毛が密で乾きにくいため、濡れたままだと皮膚の病気につながることもあるからです。
我が家でも数回、汚れた体を洗ってみましたが、とくに毛のかたまりがある状態で濡らすと芯まで濡れてしまい、なかなか乾きませんでした。
- 濡れること自体が大きなストレス
- 毛が密で乾きにくい
- 濡れたままだと皮膚の病気の原因に
汚れたときは、温かいおしぼりで拭くなど、体を濡らしすぎない方法で手入れをしてあげましょう。
年をとったうさぎや病気のうさぎをどうしても洗いたいときは、先に動物病院へ相談してみてください。
マンションでのうさぎの過ごし方

マンションでの暮らしは、ケージの中で過ごす時間がほとんどになります。
ポンちゃんも、庭で過ごしていたころとは違い、狭いケージの中で一日を過ごすようになりましたが、天気のよい土日にはベランダにケージを移動させて日光浴をしていました。
ここでは、ベランダでの日光浴の様子と、ベランダに出すときに気をつけたいこと、狭くてもくつろげるケージの整え方を紹介します。
天気のよい日のベランダ日光浴
ポンちゃんの週末の習慣は、ベランダでの日光浴でした。
ずっとケージの中にいると、外の空気や日の光にふれる機会がなくなってしまうからです。
天気のよい土日になると、マンションのベランダに出て、のんびりと気持ちよさそうに日に当たっていました。
- よく晴れたおだやかな日
- 暑すぎず、寒すぎない気温の日

寒くなる前に室内に戻してあげましょうね。
ベランダに出すときの注意
ベランダに出すときは、暑さと落下に、とくに気をつけてください。
うさぎは暑さにとても弱く、ベランダに出したまま忘れてしまうと、熱中症になるおそれがあるからです。
| 気をつけること | 対策 |
|---|---|
| 暑さ | 暑い日や日差しの強い時間は出さない。ケージに布をかけて影を作ってあげる。 |
| 落下 | 柵のすき間をふさぎ、高いところに乗せない |
| 鳥などの動物 | ケージをしっかり閉め、こまめに様子を見る |
狭くてもくつろげるケージ作り
ケージは、狭くても、うさぎが落ち着ける場所にしてあげることが大切です。
マンションでは、うさぎが一日のほとんどをケージの中で過ごすことになるからです。
ポンちゃんも、広い庭から狭いケージの暮らしに変わりましたが、だんだんとくつろいだ姿を見せてくれるようになりました。
- くつろぐ場所にはうさぎの足が安定するマットを敷く
- トイレはこまめに掃除する
- 直射日光やエアコンの風が当たらない場所に置く
ケージや道具の選び方は、【10年飼ってわかった】うさぎの飼い方で紹介しています。
マンション飼いのよくある質問

ここでは、マンションでうさぎを飼いたい人や、うさぎと一緒に引っ越しをする人が気になりやすい質問を6つまとめました。
迎える前に不安をなくしておくことが、うさぎとご近所の両方を守ることにつながります。
飼えるかどうかの確認から、音や匂い、ベランダ、抜け毛、引っ越しのことまで、我が家の体験をもとにお答えします。
マンションでうさぎは飼える?
管理規約でみとめられていれば、マンションでも飼えます。
うさぎは鳴かず、散歩もいらないので、集合住宅でも飼いやすい動物だからです。
ただし「ペット可」でも飼える動物が決まっていることがあるので、迎える前に必ず確認してください。
足ダンは下の階に響く?
響くことがあります。
足ダンは後ろ足で床を強く打ち鳴らす行動で、小さな体からは想像できないほど大きな音が出るうえに、夜中にすることもあるからです。
ケージの下にマットを敷き、不満や不安の原因を減らしてあげると、音もおさえやすくなるでしょう。
匂いは部屋にこもる?
トイレの掃除をこまめにすれば、気にならない程度におさえられます。
匂いのもとはおしっこで、うさぎの体やコロコロのうんちはほとんど匂わないからです。
朝と夜の1日2回の掃除と、換気に気をつけましょう。
ベランダで飼ってもいい?
ベランダで飼うことは、おすすめできません。
夏の暑さや冬の寒さ、落下、鳥などから、うさぎを守りきれないからです。
ポンちゃんのように、天気のよい日に、ケージごと短い時間だけ日光浴をさせるくらいにしておきましょう。
抜け毛はどのくらい出る?
春と秋の換毛期には、驚くほどたくさんの毛が抜けます。
うさぎは年に4回ほど毛が生え換わり、とくに春と秋はまとまって抜けるからです。
我が家では、お風呂で水をスプレーしてからブラッシングをすることで、毛が部屋に舞わないようにしていました。
引っ越しでうさぎは弱らない?
体調をくずすこともあるので、引っ越しのあとはよく様子を見てあげてください。
うさぎは環境の変化に敏感で、移動や新しい場所が大きな負担になるからです。
ポンちゃんは年をとってからの引っ越しでしたが、食欲はしっかりあり、7か月ほどでケージの暮らしに慣れてくれました。
うさぎとマンションのまとめ

マンションでも、規約の確認、音と匂いへの配慮、そして抜け毛の手入れをおさえれば、うさぎと心地よく暮らすことができます。
最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。
- 飼う前に管理規約を確認
- 足ダンの音はマットでやわらげる
- トイレ掃除は朝と夜の1日2回
- 夏はエアコンをつけたままに
- 抜け毛はお風呂で、水をスプレーしてからブラッシング
- ベランダは天気のよい日に、ケージごと短い時間だけ
うさぎの飼い方の基本は【10年飼ってわかった】うさぎの飼い方で、気持ちや仕草は【鳴かないけど話してた】うさぎの気持ちがわかる仕草と足ダンの意味で、庭で飼うときの注意は【夜は必ず家の中へ】うさぎを庭で飼う前にで、病気と老いのことは【突然首が傾いた】うさぎの斜頸で紹介しています。

これからうさぎを迎える方も、引っ越しを考えている方も、その子に合った暮らし方を、ゆっくり見つけてあげてくださいね。


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