
うさぎって鳴かないし、甘えてもこないから、何を考えているのか分からないんじゃないかな?

私もそう思っていたの!でもある夜、ポンちゃんが鼻を鳴らして、ずっと話しかけてくれていたことに気づいたのよ!
- うさぎの気持ちが分からない不安
- 鳴かないうさぎとの距離感
- 突然の足ダンへのとまどい
- なついているのかどうかの疑問
- なで方や抱っこの加減
うさぎは鳴かない動物ですが、気持ちを伝えていないわけではありません。
鼻を小さく鳴らして話しかけてきたり、ご機嫌な時は飼い主のまわりをぐるぐる回ったり、リラックスしている時には毛づくろいをしたり。
この記事では、ポンちゃんと10年一緒に暮らした経験をもとに、うさぎの性格やごきげんなときの仕草、足ダンの意味、ふれ合うコツを紹介します。
鳴かないうさぎの話し方

うさぎは鳴かない動物ですが、鼻を小さく鳴らして、ちゃんと話しかけてくれています。
私は飼い始めたころ、犬や猫のように甘えてくることも鳴くこともないポンちゃんを、何を考えているのか分からず、なんだかかわいそうに思っていました。
ここでは、ポンちゃんが話していることに気づいた夜の出来事と、鼻の音や歯ぎしりでわかるうさぎの気持ちを紹介します。
夜中に気づいた鼻のおしゃべり
ポンちゃんが話していることに気づいたのは、しーんと寝静まった、ある夜のことでした。
耳をすますと、ポンちゃんが鼻の奥を小さく「ブーブー」と鳴らして、いっぱい話しかけていたのです。
今までずっと話しかけてくれていたのに、まったく気づいていなかったと分かり、思わず「ごめん」と謝りました。
それからは、「ブーブー」と話しながら近づいてきてくれていることが分かるようになり、ポンちゃんとの世界がぐっと広がりました。

うさぎの品種によっては、よく鳴く品種のうさぎさんもいるそうですよ。
鼻を鳴らす音でわかる気持ち
鼻を鳴らす音は、音の高さや強さによって、伝えたい気持ちが違います。
うさぎには声帯がなく、外敵に見つからないよう、低く小さな音で気持ちを伝えてきたといわれています。
| 鼻の音 | 気持ちの目安 |
|---|---|
| 「プウプウ」「ブーブー」と小さく続く音 | かまってほしい、ごきげん |
| 「ブッ!」と短く強い音 | 怒っている、いやがっている |
| いつもと違う音や、くしゃみが続くとき | 鼻の病気の心配があるので動物病院へ |
ポンちゃんのおしゃべりはとても小さな音だったので、まわりが静かなときにしか聞こえませんでした。
音だけでなく、そのときの表情やしぐさもあわせて見ると、気持ちがより分かりやすくなるでしょう。
なでたときの歯ぎしり
なでているときに聞こえる小さな歯ぎしりは、気持ちがいいサインです。
うさぎは満足しているとき、前歯を「コツコツ」「ショリショリ」と軽く鳴らすことがあるからです。
ポンちゃんも、なでられて気持ちのいいときは歯ぎしりをしたり、お返しにペロペロと指をなめてくれたりしました。
- 軽い歯ぎしり:気持ちがいいとき
- お返しのペロペロ:甘えているとき
- 強い歯ぎしり:痛みや不調の可能性
じっとうずくまって「ギリギリ」と強く歯を鳴らしているときは、どこかが痛いのかもしれないので、早めに動物病院へ連れて行ってください。
うさぎの性格と気持ち

「うさぎの性格は?」と聞かれて思い浮かぶのは、臆病、食いしん坊、家族想い、縄張り意識が強いの4つです。
一見ばらばらに見えますが、どれも自然の中で身を守りながら、仲間と一緒に生きてきたうさぎならではの性格で、知っておくと気持ちが分かりやすくなります。
ここでは、ポンちゃんに代わって、それぞれの性格の裏にあるうさぎの気持ちをお伝えしましょう。
臆病で音に敏感な性格
うさぎは、とても臆病で、音に敏感な動物です。
自然界では食べられる側の動物なので、いつも敵から隠れるようにして生きてきたからです。
くつろいでいるときでも、耳はいつも音のするほうを向いていて、走るときには足音がほとんどしません。
- 音のするほうへ向く大きな耳
- 足音を立てない静かな走り
- 野生では時速60kmほどともいわれる足の速さ
ペットのうさぎでも時速40kmほどで走れるといわれていて、びっくりさせると思わぬケガにつながるので、大きな音や急な動きには気をつけてあげてください。

ポンちゃんが近づいていても気づかずに、何度か踏んでしまいそうになりました。
食い意地の強さと鋭い前歯
うさぎは食べることが大好きで、餌への執着がとても強い動物です。
少しずつ食べ続けないとお腹の調子をくずす体のつくりで、餌がないことは一大事だからです。
餌を切らしてしまったときのポンちゃんは、鋭い前歯をむき出しにして餌に飛びついてきて、私は10回程、前歯でケガをしてしまいました。
- 餌を切らさない用意
- 餌をあげるときの手の位置
- お腹がすいているときの前歯への注意
怒っているというより「もう待てない!」という気持ちなので、餌は切らさないようにして、手をかまれないよう気をつけましょう。
家族想いのやさしさ
一緒に暮らしてみて感じたのは、うさぎの家族想いなやさしさです。
うさぎはもともと群れで暮らす動物で、一緒にいる家族を大切にするといわれています。
ポンちゃんも、家族の一員として、そっと見守ってくれているような存在でした。
- そばでくつろぐ姿
- なでたあとのお返しのペロペロ
- 近づいてきて鼻を鳴らすおしゃべり

犬や猫のように甘えるわけではありませんが、そばにいてくれるだけで癒やされる、やさしい家族になってくれますよ。
縄張り意識の強いオス
オスのうさぎは、縄張り意識がとても強いのが特徴です。
自分の場所を守ろうとする本能があり、知らない相手が近づくと確かめに行こうとするからです。
ポンちゃんも、庭にお客さんが来たり、犬の散歩で人が通りかかったりすると、勇敢にも自分から近づいていきました。
- お客さんへの接近
- 通りかかる犬や人への反応
- 自分の場所を守ろうとする行動

臆病なのに怖いもの知らずという、うさぎの意外な一面だね。
うさぎがごきげんな仕草

うさぎは、ごきげんなときに見ているだけで癒やされる、かわいい仕草をたくさん見せてくれます。
鳴かないかわりに、体全体を使って「うれしい」「気持ちいい」「安心している」という気持ちを、飼い主に見せてくれているからです。
ここでは、ポンちゃんがよく見せてくれた、ごきげんなときの仕草を3つ、そのときの気持ちと一緒に紹介します。
まわりをぐるぐる回る動き
遊びたいときや機嫌がいいとき、うさぎは飼い主のまわりをぐるぐる回ります。
「かまってほしい」「うれしい」という気持ちを、体の動きで伝えているからです。
ポンちゃんも、ごきげんなときは私の足元をぐるぐる回ったり、勢いよくぴょんぴょん飛び回ったりしていました。
足元にいることに気づかず踏んでしまわないよう、歩くときは足元に注意しましょう。
- 足元をぐるぐる回る動き
- ぴょんぴょんと飛びはねるジャンプ
- 鼻を鳴らしながらの接近

そういえば、よく鼻先でツンツンとつついてくるのよ。これは「ねえねえ」と話しかけているサインです。
手で顔と耳を洗う毛づくろい
だれもが胸キュンする仕草といえば、両手で顔と耳を洗う毛づくろいです。
毛づくろいは、抜け毛を取りのぞいて毛並みを清潔に保ち、体を守るための大切な習慣だからです。
- 後ろ足で立ち上がる
- 両手をパンパンと叩いて汚れを落とす
- 両手で顔をていねいに洗う
- 耳を片方ずつ折りたたんで洗う
毛づくろいをしているときは、だいたい満足して落ち着いているときで、何度見ても癒やされる姿でした。
年をとると、おしりのまわりの毛づくろいが上手にできなくなるので、抜け毛が固まる前にブラッシングしてあげてください。
こてっと横になるリラックス
もうひとつ大好きだったのが、「こてっ」と横に倒れてくつろぐ姿です。
警戒心の強いうさぎが横になるのは、その場所で安心しきっている証拠です。
ポンちゃんは、暑いときなどに勢いをつけて、せーので「こてっ」と横になっていました。
- 安心しているサイン
- 暑いときによく見られる姿
- 勢いをつけて倒れる動き

足がスキー板のように長いので、勢いをつけないと横向きになれないのかもしれませんね。
うさぎの足ダンの意味

うさぎが後ろ足で床を「パンッ!」と打ち鳴らす足ダンは、不満や不安、警戒の気持ちを伝えるサインです。
小さな体からは想像できないほど大きな音で、ポンちゃんの足ダンはケージのすのこを割ってしまうほどの威力でした。
ここでは、足ダンをする理由と、あの大きな音が出るしくみ、そして足ダンを減らすためにできることを紹介します。
足ダンをする理由
足ダンは、機嫌が悪いときや、まわりを警戒しているときによく見られます。
自然界では、後ろ足で地面を鳴らして、仲間に危険を知らせる役割があったからです。
ポンちゃんは夜に足ダンをすることが多く、外で動物がゴソゴソする、人間には聞こえない音に反応しているようでした。
- 機嫌が悪いとき
- まわりを警戒しているとき
- 餌がなくて待ちきれないとき
- かまってほしいとき
がまん強いうさぎが見せる、はっきりとした気持ちの表れだと考えてあげましょう。
大きな音が出るしくみ
あの大きな音のひみつは、スキー板のように長い後ろ足にあります。
長い足の裏全体を使って床を打つので、小さな体でも大きな音が出せるからです。
ポンちゃんは、両方の後ろ足を浮かせて、せーので「パンッ!」と地面を打ち、土の上でもいい音を響かせていました。
- スキー板のような長い足の裏
- 両足をそろえて打つ動き
- 土の上でも響く力強さ
足の裏には肉球がなく、ふさふさの毛がクッションになっていますが、足ダンが多いと足を痛めることもあるので、床にはマットを敷いてあげると安心です。

でこぼこフレンズのぺったんの足みたい!
足ダンを減らす工夫
足ダンを減らすには、うさぎの不満と不安を取りのぞくことが大切です。
足ダンは「何かがいやだ」「怖い」という気持ちの表れなので、原因がなくなれば回数も減っていくでしょう。
- ケージのこまめな掃除
- 餌と水の補充
- 暑すぎない室温
- 話しかけたりなでたりするふれ合い
足ダンは性格のようなもので、まったくしなくなることはありませんが、ポンちゃんも年をとるにつれて少なくなっていきました。

叱っても意味は伝わらず、怖がらせてしまうので、原因を探して環境を整えてあげてくださいね。
うさぎとふれ合うコツ

うさぎと仲良くなるコツは、無理にさわらず、うさぎのペースに合わせてあげることです。
臆病で警戒心の強いうさぎは、急にさわられたり持ち上げられたりすると嫌がります。
ここでは、なでると喜ぶ場所と、抱っことの付き合い方、爪切りなどで足にさわるときに役立つバスタオルの使い方を、順番に紹介します。
なでると喜ぶ場所
うさぎがなでられて喜ぶのは、額や頭、耳の付け根、背中です。
ふだん自分でよく毛づくろいをしている場所で、さわられても安心しやすいからです。
| 場所 | うさぎの反応 |
|---|---|
| 額・頭 | 喜ぶことが多い場所 |
| 耳の付け根 | 心地よいと感じやすい場所 |
| 背中 | 手のひら全体でやさしくなでる |
| お腹・足・耳の先 | いやがることが多いので、無理にさわらない |
ポンちゃんも、気持ちがいいときは歯を小さく鳴らしたり、お返しにペロペロなめてくれたりしました。
なでてほしいときは、自分から頭を下げて近づいてくることもあるので、その合図を見逃さないでくださいね。
無理に抱っこしない接し方
慣れるまでは、無理に抱っこをしないようにしましょう。
足が地面から離れる状態は、うさぎにとって敵につかまったときのように怖いことです。
まずは床に座って、うさぎのほうから近づいてくるのを待ち、頭や背中をそっとなでてあげるのがおすすめです。
- 床に座って低くする目線
- うさぎから近づいてくるのを待つ時間
- 頭や背中からのやさしいタッチ
少しずつ「この人は安心」と分かってもらえれば、自然と距離が近づいていきますよ。
足にさわるときのバスタオル
爪切りなどで足にさわるときは、大きめのバスタオルで体をくるんであげると安心です。
うさぎは手や足の裏をさわられるのをいやがるので、そのままだと暴れてケガをするおそれがあるからです。
うさぎの手は猫と違ってほっそりしていて、足の裏には肉球がなく、ふさふさの毛でおおわれています。
- 大きめのバスタオルで包む体
- 短い時間で終わらせる作業
- 難しいときの動物病院やお店への相談
爪切りがうまくできないときは、無理をせず、動物病院やうさぎ専門店でお願いするのもひとつの方法です。
うさぎの気持ちのよくある質問

ここでは、うさぎの気持ちや仕草について、飼い始めたばかりの人が気になりやすい質問を6つまとめました。
仕草の意味が分かると、うさぎとの暮らしがぐっと楽しくなりますし、体調の変化にも早く気づけるようになるでしょう。
なついているサインや足ダン、噛むこと、鼻の音、耳の動き、年をとってからの変化など、ポンちゃんと暮らした体験をもとにお答えします。
なついているサインは?
自分から近づいてきて、そばでくつろぐのは、なついているサインです。
警戒心の強いうさぎは、安心できる相手のそばでしか、体の力を抜かないからです。
鼻を小さく鳴らす、足元をぐるぐる回る、なでたお返しになめてくれるといった仕草も、信頼している気持ちの表れでしょう。
足ダンは叱っていい?
足ダンを叱るのはおすすめしません。
足ダンは不満や不安を伝える行動で、叱られても理由が分からず、かえって怖がらせてしまいます。
ケージの掃除や餌、室温などを見直して、原因になっていそうなことを取りのぞいてあげましょう。
噛むのはどうして?
うさぎが噛むのは、餌が待ちきれないときや、怖いときがほとんどです。
言葉で伝えられないかわりに、鋭い前歯で「早くちょうだい」「やめて」と気持ちを伝えているからです。
私も餌を切らしたときに何度もケガをしたので、餌は切らさないようにして、手を出すときは気をつけてください。
鼻を鳴らすのは病気?
小さく「プウプウ」「ブーブー」と鳴らすのは、病気ではなく、気持ちを伝えるおしゃべりであることがほとんどです。
うさぎは声を出すかわりに、鼻を鳴らして機嫌や要求を伝える動物だからです。
ただし、鼻水やくしゃみが続くとき、呼吸が苦しそうなときは病気の可能性があるので、早めに動物病院で診てもらいましょう。
耳の動きで何がわかる?
耳の向きを見ると、うさぎが何に注意を向けているかが分かります。
うさぎは、音のするほうへ耳を向けて、まわりの様子をいつも確かめているからです。
ポンちゃんも、じっとくつろいでいるように見えるときでも、耳だけは音のするほうへ向けていました。
年をとると仕草は変わる?
年をとると、足ダンが減り、毛づくろいも上手にできなくなってきます。
体力が落ちて、若いころのように体を動かしたり曲げたりすることが難しくなるからです。
ポンちゃんも年をとってから足ダンが少なくなり、おしりのまわりの抜け毛が固まりやすくなったので、ブラッシングで手伝ってあげました。
うさぎの気持ちのまとめ

うさぎは鳴かない動物ですが、鼻の音や仕草、足ダンで、いつも気持ちを伝えてくれています。
最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。
- 鼻を小さく鳴らすのは話しかけているサイン
- 軽い歯ぎしりは気持ちがいいサイン
- ぐるぐる回る、毛づくろい、こてっと横になるのはごきげんな仕草
- 足ダンは不満や不安、警戒のサイン
- なでるなら額や頭、背中
- 慣れるまでは無理に抱っこしない
ポンちゃんがずっと話しかけてくれていたことに気づいた夜から、私とポンちゃんの世界はぐっと広がりました。
あなたも今夜、静かな時間に、うさぎの鼻の音にそっと耳をすませてみてください。
うさぎを迎える前に知っておきたいことは、【10年飼ってわかった】うさぎの飼い方で紹介しています。


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