
うさぎをお庭で遊ばせてあげたいけど、外は危なくないのかな?

うちのポンちゃんはお庭で7年暮らしたけど、夜中にキツネやイタチに襲われて、何度も寿命が縮む思いをしたのよ…。
- 庭でうさぎを飼えるかどうかの疑問
- 野良猫やカラスへの不安
- 脱走しないかという心配
- 夜も外に出しておいてよいかの迷い
- 庭を囲う方法
庭でくつろぐうさぎの姿には、見ているだけで癒やされるよさがあります。
けれども住宅地の庭にも、空から、そして夜に、思いがけない敵がやって来ます。
この記事では、ポンちゃんと庭で暮らした体験をもとに、実際に襲われた3つの事件簿と、脱走や天敵からうさぎを守るための対策をまとめました。
うさぎを庭で飼う暮らし

ポンちゃんは、リビングの横にある6畳ほどの庭で、7年間暮らしていました。
家の中では狭いケージをいやがって、部屋の中に毛が舞うことも気になったので、試しに庭を囲って飼い始めたのがきっかけです。
ここでは、庭をどのように囲ったのか、ポンちゃんが庭でどんなふうに過ごしていたのか、そして庭で飼ってよかったことを紹介します。
ワイヤーネットで囲った6畳の庭
庭は、100円ショップのワイヤーネットと結束バンドで囲いました。
手軽に手に入り、庭の形に合わせて自由につなげられるからです。
| 使ったもの | ポイント |
|---|---|
| ワイヤーネット | 100円ショップのもの。うさぎの脱走を防ぐには高さ50cmほどは必要 |
| 結束バンド | ネットどうしを固定する。日焼けで弱くなるので、数年たったら切れていないか確認 |
ただ、あとでお話しするように、この囲いではキツネなどが入ってくるのを防ぐことはできませんでした。
囲いは「うさぎが逃げないため」だけでなく、「外から入られないため」にも必要だと、あとになって思い知ることになります。
庭でくつろぐポンちゃんの姿
庭で暮らすポンちゃんは、のびのびとくつろいだ姿をたくさん見せてくれました。
狭いケージと違って、好きな場所で食べ、好きな場所で休むことができたからです。
秋晴れの日曜日、庭で「カリカリ」とフードを食べる音を聞いているだけで、気持ちのいい時間が流れていきました。
- テーブルの下や木陰でのお昼寝
- 夕方に庭の真ん中で丸くなる姿
- フードをカリカリ食べる音♪


昼間はテーブルの下などにいて、夕方になると庭の真ん中に出てきて「でーん」と丸くなる姿は、まるで庭の主のようでした。
掃除と爪切りが楽なメリット
庭で飼うと、トイレの掃除と爪切りの手間がほとんどかかりません。
うさぎは木陰などの決まった場所でトイレをし、土の上を動き回ることで爪も自然にすり減るからです。
我が家では、週に1回、たまったフンを庭に穴を掘って埋めるだけでした。
- フンの片付けは週1回
- 爪を切らなくて大丈夫
- 抜け毛が部屋に舞わない
こうした楽さの裏に、次の章でお話しする大きな危険がかくれていたのです。

「庭の雑草を食べてくれるのでは」という期待は外れ、雑草がなくなるほどは食べませんでした。
うさぎを庭で飼う危険

うさぎを庭で飼ういちばんの危険は、ほかの動物に襲われることで、命にかかわります。
私は近所の野良猫のことばかり心配していましたが、実際に庭へやって来たのは、猫ではなく、思ってもみなかったキツネやイタチでした。
ここでは、昼と夜それぞれに気をつけたい敵と、うさぎ自身が逃げ出してしまう脱走の危険について、順番にお話しします。
空から狙う鳥と昼間の敵
昼間に気をつけたいのは、空から狙う鳥です。
うさぎは食べられる側の動物で、タカやトンビ、カラスにとっては獲物になるからです。
| 時間 | 気をつけたい動物 |
|---|---|
| 昼 | タカ、トンビ、カラス、猫、犬 |
| 夜 | キツネ、イタチ、ヘビ |
空に敵がいると気づいたのは、ポンちゃんが昼間は必ずテーブルの下などにいたからでした。
住宅地であっても、思っている以上にいろいろな動物がいるものだと考えておきましょう。
夜にやってくるキツネやイタチ
夜になると、キツネやイタチなどの動物がやって来ます。
人が寝静まった時間は、まわりに気づかれずに獲物をさがせるからです。
我が家は住宅地にありますが、キツネが80cmほどのフェンスをふわっと飛び越えて入ってきました。
- 80cmのフェンスを飛び越えるキツネ
- 小さなすき間から入り込むイタチ
- どこからともなく現れるヘビ
「近所にキツネなんていない」と思っていても、いないのではなく、気づいていないだけかもしれません。
すき間からの脱走
もうひとつの危険は、うさぎ自身がすき間から脱走してしまうことです。
うさぎは、ちょっとしたすき間を見つけるのが上手で、地面を掘ってくぐり抜けることもあるからです。
ポンちゃんも、すき間を見つけては何度か脱走しました。
- 呼んでも帰ってこないこと
- 車や犬、猫との遭遇
- 見つけるまでにかかる時間

犬や猫のように呼んでも帰ってきてくれないので、好物の餌で呼び寄せるしかなく、本当に大変でした。
庭で襲われた3つの事件簿

ポンちゃんは、庭で暮らした7年の間に、3回、命にかかわる出来事に遭いました。
どれも「うちの庭は大丈夫」と思い込んでいたときに起きたことで、私たち家族にとって忘れられない夜になっています。
ここでは、同じ思いをするうさぎと飼い主さんが少しでも減るように、その3つの事件簿を、起きたときの様子のままお話しします。
事件簿①夜中に来たキツネ
最初の事件は、夜中の3時ごろに庭へ入ってきたキツネです。
「キーッ」という聞いたことのない甲高い声で目が覚め、急いでリビングの窓を開けると、ポンちゃんから1mほどのところに黒い影がありました。
窓を開ける音におどろいた影は、80cmほどのフェンスをふわっと飛び越えて、音もなく去っていったのです。
- 時間:夜中の3時ごろ
- 相手:ふわっとしたしっぽのキツネ
- ポンちゃん:ケガはなし
- そのあと:フェンスを130cmほどに
玄関を開けると、ポンちゃんは腰を抜かした姿で、必死にお家の玄関へ駆け込んできました。
あの「キーッ」という声は、ポンちゃんの命の叫びでした。
今でも飼い主のDNAに刻み込まれています。
このあとフェンスを130cmほどまで高くし、夜はできるだけ家に入れるようにしました。
事件簿②ヘビのぬけ殻と食滞
2つめの事件は、ポンちゃんが突然、数日の間、何も食べなくなったことです。
数日前に家のそばでヘビのぬけ殻を見つけていて、ポンちゃんは片方の手を痛めている様子だったので、ヘビと戦ったのではないかと思っています。
動物病院では原因が分かりませんでしたが、背中の皮下点滴を2回と、食欲を出すお薬で、少しずつ回復していきました。
- 餌が減らないことで気づいた異変
- 動物病院での皮下点滴(2回)
- スポイトで飲ませた食欲を出すお薬
- 食べるきっかけになったにんじんの葉
餌が減っていないと気づいたら、様子を見ずに、その日のうちに動物病院へ連れて行ってください。

うさぎは半日以上食べないと命にかかわることがあるので、今思えばすぐに連れて行くべきでした。
事件簿③イタチに追われた夜
最後の事件は、夜中の3時ごろ、イタチのような動物に追いかけられたことです。
ポンちゃんの悲鳴が聞こえ、「間に合わないかもしれない」とドキドキしながら、真っ暗な庭へ飛び出しました。
先に駆けつけた夫は、6畳ほどの庭の中を、ぐるぐると追いかけ回されているところを見たそうです。
- 時間:夜中の3時ごろ
- 相手:イタチのような動物
- ポンちゃん:ケガはなし
- そのあと:夜は必ず家の中へ
庭の片隅にいたポンちゃんをそっと抱きかかえて家に入れると、玄関マットの上で肩で息をしていました。
血はついておらず、朝には何事もなかったかのように元気でしたが、私たちは「もう、夜だけは家に入れよう」と決めました。
うさぎを庭で守る対策

3つの事件からたどり着いた、いちばん大切な対策は、夜は必ず家の中に入れることです。
囲いを高くしても、隠れ場所を作っても、夜にやって来る動物から完全に守ることはできなかったからです。
ここでは、脱走を防ぐ囲いの作り方、昼間の隠れ場所、そして夜の過ごし方の3つを、我が家の反省もこめてお話しします。
脱走を防ぐ囲いの作り方
囲いは、すき間をなくし、できるだけ高くすることが大切です。
うさぎは小さなすき間から抜け出し、キツネは80cmのフェンスでも軽く飛び越えてしまうからです。
| チェックするところ | ポイント |
|---|---|
| 高さ | 我が家は最初の事件のあと、130cmほどまで高くした |
| すき間 | ネットとネットの間、地面との間をふさぐ |
| 固定 | 結束バンドは日焼けで弱くなるので、定期的に点検する |
| 地面 | 掘って抜け出していないか、ときどき確認する |
それでも、囲いを高くしたあとに、3つめのイタチの事件が起きてしまいました。
囲いだけに頼らず、次の対策と組み合わせて考えてください。
隠れ場所になるテーブル
庭には、空から見えにくい隠れ場所を作ってあげましょう。
鳥に狙われたとき、すぐに逃げ込める場所があれば、うさぎも安心して過ごせるからです。
我が家では庭の軒下に小さなテーブルを置いていて、ポンちゃんは昼間、いつもその下でくつろいでいました。
- テーブルやベンチの下
- 木陰や植え込みのそば
- 雨や日差しをよけられる屋根

夏の強い日差しや急な雨をよける場所にもなるので、お庭に出すなら必ずテーブルなどの隠れ場所を用意してあげてください。
夜は必ず家の中へ
そして何よりも大切なのが、暗くなる前に、必ず家の中へ入れることです。
キツネもイタチも、やって来たのは人が寝静まった夜中だったからです。
最初の事件のあと、ポンちゃんは暗くなるとしぶしぶ家に入っていましたが、だんだんいやがるようになり、外に出したままの夜にまた襲われてしまいました。
- 暗くなる前に家の中へ
- いやがっても夜は外に出さない
- 朝まで家の中のケージで

うさぎがいやがっても、夜だけは家の中で過ごそうね!
うさぎを庭で遊ばせるコツ

うさぎを庭で遊ばせる場合は、昼間に、飼い主が見守りながらがおすすめです。
夜の危険はさけながら、庭でのんびり、うさぎと過ごすことができます。
ここでは、うさぎを庭で安全に遊ばせるために気をつけたいことを、見守り方、天気、庭の草花の3つに分けて、順番に紹介します。
目を離さない見守り
庭に出している間は、うさぎから目を離さないようにしましょう。
鳥や猫はほんの一瞬でやって来ますし、うさぎもすき間を見つけるとすぐに抜け出してしまうからです。
ポンちゃんは昼間、テーブルの下からあまり動かず、いつも空を警戒しているようでした。
- 庭に出すのは、そばで見守れるときに
- すぐに逃げ込める隠れ場所を用意
外ではノミやダニが付くこともあるので、家に入れるときは体をなでながら確かめてあげてください。
真夏の過ごし方
真夏には、庭に出さない方がいいでしょう。
うさぎは特に暑さに弱く、気温が高いと命に関わります。
ポンちゃんは寒い冬も暑い夏も庭で過ごしていましたが、夏はぐったりしていることがありました。

うさぎが快適に過ごせる気温は18〜24℃くらいなので、気持ちのいい季節の楽しみにしたらいいですね!
庭の草と農薬への注意
庭に出す前に、うさぎが食べると危ない草花や、農薬・除草剤がないかを確かめましょう。
- スイセンやアジサイなどの毒のある草花
- 除草剤や殺虫剤をまいた場所
- 名前の分からない草花

ポンちゃんはクローバーやタンポポの葉、クズの葉が好きでしたが、庭の雑草を何でも食べるわけではありませんでした。
うさぎの庭飼いのよくある質問

ここでは、うさぎを庭で飼いたい、庭で遊ばせたいと考えている人が気になりやすい質問を6つまとめました。
庭で飼ってよいかの判断から、天敵、柵の高さ、もしものときの動き方、散歩、雑草のことまで、我が家の体験をもとにお答えします。
庭でうさぎを飼ってもいい?
夜は必ずお家の中へ入れましょう。
夜にやって来る動物や、夏の暑さ、雨などから、うさぎを守りきれないからです。
我が家は7年間庭で飼いましたが、3回も襲われた今は、庭は昼間に見守りながら遊ばせる場所として使うのがよいと考えています。
天敵はどんな動物?
昼はタカやトンビ、カラス、猫、夜はキツネやイタチなどがいます。
うさぎは自然界で食べられる側の動物で、いろいろな動物に狙われるからです。
我が家の庭にも、住宅地なのにキツネとイタチがやって来ました。
柵の高さはどのくらい?
脱走を防ぐだけなら50cmほどが目安ですが、それでは外から来る動物は防げません。
キツネは80cmのフェンスを軽く飛び越え、イタチは小さなすき間から入ってくるからです。
我が家は130cmまで高くしても襲われたので、柵の高さだけで安心しないでください。
襲われたらどうする?
まずはすぐに家の中へ入れて、体にケガがないかを確かめてください。
うさぎは強いショックを受けると、体調をくずすことがあります。
血が出ている、歩き方がおかしい、餌を食べないといった様子があれば、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
外へ散歩に連れて行ってもいい?
外への散歩は、やめましょう。
空の敵や犬、猫に出会うこともあり、食べられる側のうさぎにとっては、気の休まらない時間になって、ストレスになりやすいからです。
運動をさせたいなら、囲った庭や家の中で遊ばせてあげるのがよいでしょう。
庭の雑草は食べてくれる?
雑草がなくなるほどは、食べてくれません。
うさぎは好き嫌いがはっきりしていて、好みの草しか食べないからです。

ポンちゃんも食べるのはクローバーやタンポポの葉などで、草むしりの代わりにはなりませんでしたよ。
うさぎを庭で飼うまとめ

うさぎを庭で飼うなら、庭のよさも怖さも知ったうえで、夜は必ず家の中へ入れてあげてください。
最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。
- 庭は昼間に見守りながら遊ばせる場所
- 昼は空の鳥、夜はキツネやイタチに注意
- 囲いは高く、すき間なく
- 空から見えにくい隠れ場所の用意
- 暗くなる前に必ず家の中へ
- 餌を食べないときはすぐ動物病院へ
庭でくつろぐポンちゃんの姿は、今でも大切な思い出です。
けれども、あの夜の「キーッ」という声を、ほかのうさぎと飼い主さんには聞いてほしくありません。
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